チャプター 11.

レオン・ビアンキ視点

自宅の書斎で、二、三日後に届く予定の荷の内容を確認していた。

琥珀色の、喉から胃まで焼けるように熱い液体が入ったグラスに口をつける。そう、俺はコニャック派だ。

仕事の手が、携帯の着信で止められた。相手を確かめもせずに出る。

レオン:「……もしもし?」

硬い声が出た。

相手:「もしもし、失礼ですが、レオン・ビアンキ様でいらっしゃいますか?」

男は慎重に言った。

レオン:「そうだ。誰だ?」

苛立ちが混じる。

相手:「わたしはカレブ・アロンソ医師と申します」

アロンソ医師が名乗った。

レオン:「医者が俺に何の用だ?」

アロンソ医師:「実は、あなたのお父上に連絡...

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