チャプター 11.

カイ視点。

人生で最悪の日だ。いま病院のベッドで眠る愛しい子を見下ろしている。あちこちに管をつながれ、機械に囲まれている姿が目に入るたび、胸が張り裂けそうになる。

こんな目に遭う理由なんて、うちの子にはない。

俺は彼女の左手を握っている。右手はケイデンが握っていた。

カーター、エズラ、レヴィは、それぞれ彼女の身体に手を添えている。

「もし目を覚ましたとき、俺たちのこと覚えてなかったらどうする?」カーターが言った。声が震え、言葉の途中で折れそうだった。

「その場合でも、カレブが言ってたろ。短いあいだだけだって。今の俺たちにできるのは、そばにいることだ。戦う理由を与えてやることだ。たと...

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