第121章。

タリア視点

食堂に入るなり、ニコがデクランの腕から私をひょいと奪い取った。

「おまえ、バンビーナ。罰として今日は俺の膝に座れ」ニコは私を見下ろして、にこりと笑った。

「それ、罰っていうほどでもないけどね。喜んで受け入れますよ、お兄ちゃん」私はニコを見上げて、にやりと口角を上げた。

ニコが椅子に腰を下ろし、私は彼の膝に横向きにちょこんと座った。

「これをやったのが、おまえだけじゃないのは分かってる」ニコは私の耳元で囁き、笑みを浮かべたままだった。

「それに、私があなたの顔に描いてる間、寝てなかったのも知ってる。ねえ、私の可愛い子犬ちゃん」私はやり返すように囁いて、得意げに笑った。

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