チャプター 136

ケイデン視点。

グレゴールがここにいて、タリアが彼を見たと聞いた瞬間、正直、背筋が凍った。

二度と、あいつが彼女に指一本でも触れることは許さない。

彼女は俺のすべてだ。いま俺がしたいのは、ただ腕の中にきつく抱きしめてやることだけ。

こんな形で休暇が終わるなんて悲しいが、明日になればまた彼女を腕の中に取り戻せると思うと、待ちきれない。

俺の甘いリア……会いたくてたまらない。彼女をもっと安全な場所へ連れ戻すこと、それしかいまは考えられない。

翌朝、俺たちはみんな起きて、荷物がきちんと詰め終わっているか確認し、服を着替え、外で朝食をとった。シェイク・ハムダンも一緒に朝食をとり、それから俺...

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