第149章

カイ視点

俺は腕に少し力を込め、タリアをさらに胸の中へ引き寄せた。

「大丈夫か?またスカーレットに会って、あいつのせいでテオと『喧嘩』しなきゃならないんだろ?」デクランが沈んだ顔で尋ねた。

「正直、今すぐぶん殴ってやりたい。あと、テオに腹を立てて傷ついたふりをするのも胸が痛いの。だってあの子は、私の優しい双子なんだよ」タリアはさらに俺の胸にもたれ、そう言った。

「でもテオは『レズリー』に近づいて、住んでる場所を突き止めるつもり。そうすればビアンカもグレゴルもスカーレットも、まとめて今度こそ終わらせられる」タリアが付け加えると、俺たちは皆、理解したというようにうなずいた。

「だから追加...

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