第十五章。

テオ視点。

妹をあんなふうに殴ってしまって――くそ、俺は自分が心底嫌いだ。

この計画を立てたとき、俺とタイラーとアランは逃げることにしようと決めていた。家に逆らったみたいに見せるためだ。レオンも、それが一番いいと言った。学校で一緒の連中はすぐには事情が飲み込めないだろうから、さっさとそこから消えたほうがいい、そういう理屈だった。

車に乗り込んで走り出し、タイラーが録画を止めた瞬間、俺たち三人は今にも泣き出しそうになった。けれど、まだ堪えなきゃいけなかった。向かったのはスカーレットの家で、着くとグレゴールがタイラーとアランに会い、俺たちは動画を見せた。

「よくやった」そう言って、仕事ぶり...

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