チャプター 171.

テオ視点。

今日、双子の妹をこれ以上誇らしく思えることなんてないだろうと思っていた。なのにあいつは、バスケ部に受かっただけじゃない。フットボール部にまで入ってみせた。

それに、スカーレットの頬をあれだけ容赦なく張り倒した光景を、目でも耳でも味わえたこと――あれは、たまらなく痛快だった。本当なら「すげえよ、誇りに思う」って叫びたい。だがここは学校で、俺たちは演技を貫かなきゃならない。

俺がスカーレットを張った後、つい口元が緩んだのをタリアは見たんだろう。だから、あいつは俺のことまで平手打ちしてきた。笑みを隠すために。正直、あれには心底感謝している。今まで積み上げてきたものを無駄にしたくない...

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