第180章。

タリア視点

うちのチームの兄たちが苛立ってくるのも無理はない。向こうの連中、口が悪すぎる。まったく。

「好きに言わせとけばいい。コートの上で見せつけてやればいいだけ」

そう言って仲間を見渡すと、みんな私と相手チームを見比べてから、もう一度うなずいた。

「それに、もし何かしてきたら……相手のバランスを崩す小技ならいくつかある。私を信じて」

付け足して、エズラとカーターを見る。二人はニヤリとしながらうなずいた。

私が何を指しているのか、二人は分かっている。そして私が本気じゃないことも。狙いは、相手の意識を私じゃなくて、あいつら自身のチーム内に向けさせることだ。昨日の夕食前、家での練習中にみん...

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