チャプター 198.

テオ視点。

タリアのことは素直に嬉しい。彼女の周りには、彼女を大切に思ってくれる人がたくさんいる。

俺の双子は、世界中の何もかもを受け取っていい存在だ。そしてその世界を、彼女にとって安全な場所にしてみせる。

ブラッドリーが駐車場の向こうで、優しく彼女を車から降ろしているのを見て、理解した。あいつももう、タリアの「仲間」になったのだと。

「なにあのクソ女?」スカーレットが俺の車から降りるなり、鼻で笑った。「みんな、あいつのこと特別扱いしすぎ。なんで私のほうがずっと上だって気づかないの? みんな私の後ろを、あんなふうに付いてくるべきでしょ」怒りを含んだ声でまくしたてる。

俺はただ背を向け...

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