第二十一章。

ケイデン視点。

タリアが学校から姿を消してからというもの、今日はずっと胸騒ぎが止まらなかった。何か企んでいるのは皆わかっていたけれど、あれほど厳重な警備の中で、まさか本当に抜け出せるなんて思ってもいなかった。

だが、彼女はやってのけた。それも、怖いくらいに――いや、時々正気を疑うほどに――とんでもなく優秀で頭が切れる。

今日タリアが口にしたこと、見聞きしたこと、そして実際にやったこと、そのすべてを踏まえると、言わざるを得ない。彼女は心から敬意を払うに値する人間だ。もともとタリアのことはずっと尊敬していたが、今日の一連の対処の見事さを目の当たりにして、彼女がどれほど強いのかを改めて突きつけ...

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