チャプター 215.

タリア視点

夕食のあと、レオンが「シモーネと出かけてくる」と私に告げた。けれど秘密にしてほしいと言われたから、私は約束した。二人に「じゃあね」とハグをして別れ、それから学校のみんなと合流するためにゲームルームへ向かった。

部屋に入ると、テオがすぐに私のところへ歩いてきて、そのまま抱きしめてくれた。

「さっきの食卓での嘘って、何だったんだ?」テオは抱きしめたまま、耳元で囁くように訊いた。

「レオンとシモーネ、デートなの。内緒にしたいんだって。だからレオンには、あなたと私が秘密を守るって言った」テオにだけ聞こえるように囁くと、彼は小さく頷いた。

小さな嘘に加担してもらったのだから、秘密...

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