第二十二章。

ケイデン視点。

信じられない。愛しいリアが……いなくなった。あの悪魔本人に連れ去られたんだ。俺たちが、何としてでも近づけまいとしていた、たった一人の相手に。

どうしてこんなことを許してしまったのか、信じられない。いったいどうやって、あいつは俺の妹に手を伸ばせた?

「ローガンたち、ベンチにいる兄さんたちのところに降りていって、プリティを応援しようと思ったの。プリティがシュートを決めたとき、みんな立ち上がったでしょ。その瞬間、誰かが口をふさいで、引きずっていったの……」サブリナは泣きながら説明した。

「プリティが連れていかれたの、私のせいだよ。ごめんなさい、お兄ちゃん……」サブリナはそう付...

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