第二十七章

タリア視点。

シャワーを浴び終えると、部屋のクローゼットで見つけた服に着替えた。

たぶん、あのキリアンが私のために用意させたのだろう。あの男は大嫌いだけど、とはいえ下着もつけずにうろつくわけにもいかない。

だからドアに鍵がかかっているのを確かめてから、パジャマ用のショートパンツとキャミソール姿で眠りについた。

家族のことだから、きっとみんな録音を聞いている。そしてボストンで待っているはずだ。私はそう信じているし、必ず来てくれると確信している。

だから明日のために、少しでも体力を温存しないといけない。太ももの傷のせいで歩くのも走るのも地獄みたいに痛むだろうけど、選択肢はない。

家族の...

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