チャプター 242.

ニコ視点

今回はタリアが怪我をしなくて、本当にほっとしている。だが、彼女の仲間たちや俺たちの兄弟分、ほかのマフィアの連中まで大勢が傷を負ったせいで、タリアは自分を責めているのが見て取れた。

ルークの腕の中で彼女が崩れ落ちたときは肝が冷えた。けれど正直、いまは無理やりにでも眠らされる状況になってよかったと思っている。

ケイデンの腕に抱かれて休む彼女は、誰の目にも穏やかで、深く心地よく眠れているように見えた。

それに相手が俺の可愛い妹だと分かっていても、連中がどんなふうに求婚してくるのか、少し楽しみでもある。

あいつらが何よりタリアを大事にしていて、彼女にとても優しいことは、俺たち全員が...

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