チャプター 25。

レオン視点

数時間は眠れたが、ドアを叩く音で起こされた。

大事な用件であってくれよ――心の中でそう吐き捨てる。

ドアを開けるとケンだった。その瞬間、胸がざわついた。

「起こして悪い、ドン。でもタリアがお前を必要としてる」ケンが囁いた。

俺は頷き、ケンを隣に従えたまま足早に彼女の寝室へ向かった。

部屋に入ると、背後でケンが静かにドアを閉める。

タリアはアランの膝に横向きに座り、声が枯れるほど泣いていた。

俺は駆け寄り、彼女を抱き上げて胸に引き寄せる。すると彼女はすぐに腕を俺の首に回し、脚を腰に絡め、必死にしがみついてきた。

「何があった」低い声で問う。視線は室内の二人へ向かった...

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