第二百五十章。

ケイデン視点

うちのベイビーガールが単独で飛ぶ姿は、正直言って圧巻だった。今回の記録を終えたあとも、あの子はきっともっともっと伸びていく――そう確信している。

気圧が落ちたらやらなきゃいけないことだ、と彼女が言った瞬間、俺は思わず目を見開いて彼女を見た。

本気で怖い話なのに、彼女はそれをいとも簡単にやってのけるように見せた。

それから皆は、もう一頭の虎の話に移った。タリアは当初、身を引いて襲撃には加わらないつもりだったが、その虎のせいで今は出るしかない、という流れだ。

本当は彼女には外れていてほしい。あのクソ野郎の近くに、彼女を一歩たりとも近づけたくないからだ。でも、タリアの心が大き...

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