チャプター 254.

テオ視点。

あのクソ野郎を仕留めて、この地上から消し去る覚悟はできている。

家を出てからずっと、感覚が研ぎ澄まされたままだ。ただ、タリアにここまで来させる必要なんてなければよかったのに、とも思う。

彼女が何かを隠しているのはわかっている。だが、何を隠しているのかは言わない。大丈夫だ、心配することは何もない――そう言うだけだ。

彼女が俺たちの虎をあれほど思いどおりに操れるのを見たときは、言葉を失った。正直いまは、全員がボディカメラをつけていることが心底ありがたい。ほかの一族にも、うちの姫が動くところを見せなきゃならない。どれほど凄いかを。

タリアが狙撃銃を下ろすと、それを俺に渡した。俺...

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