チャプター 263.

レオン視点。

タリアがどれほど本物の「強さ」を見せつけてきたか――その数々を改めて聞かされたあと、俺は小さなマフィアの連中の顔つきが変わっていくのを見て取った。あいつらがタリアを、うちのマフィアのドンナとして受け入れるのは当然だ。

だが、タリアがバターナイフを投げつけて俺の命を救い、あんなふうに男を仕留めてみせた直後となれば、もう完全に心を持っていかれたに決まっている。

全員が再び席に戻ると、俺はもう一度壇上へ上がり、会場を見渡した。

「我々は、これほど特別な人物に率いられることを光栄に思う。そして新たなドンナは、我らのマフィアをより高みへ、より良い地平へと導いてくれるだろう」俺は硬い...

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