第二十七章

ケイデン視点。

車の中で、タリアの様子を見れば一目でわかった。痛みがある。けれど彼女はいつだって、みんなの前では強がって、苦しいなんて顔を絶対に見せない。

膝の上に抱き寄せてやれたらいいのに、とただ願った。今この瞬間、彼女が頼れる相手は俺であってほしかった。いま彼女が抱えている痛みを、少しでも分け合ってやりたかった。

彼女は俺たちの子を身ごもっている。そして今のこの痛みは、俺たちが彼女に背負わせているものだ。なら、支えるのが筋だろう。

俺はタリアを腕に抱えたまま医療棟へ駆け上がり、テレサがすぐ後ろからついてきた。

部屋に入ると、タリアをベッドに横たえ、俺は彼女の右側に回った。手を握り...

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