チャプター 34。

タリア視点。

私がマーカーを手に取り、解き始めようとしたその前に、彼はくるりと振り返って教室全体を見渡した。

「よし。タリアがその方程式を解いている間、みんなは教科書の三百六十四ページを開いて作業を始めろ」先生らしい声でそう言うと、私は席に戻ろうと歩き出した。

「……諦めたのか?」彼はそう言いながら、教室を見回してから黒板のほうへ視線を向けた。けれどクラスのみんなは黒板を見て固まったまま、私の代わりに首を横に振っていた。

キャンベル先生も振り返り、同じように黒板を見て目を見開いた。

そして彼は、そのまま授業の終わりまで立ち尽くしていた。

「タリア、先生ぶっ壊しただろ」オースティンが...

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