チャプター 56.

タリア視点

護衛のみんなも、血のつながった兄たちも――私が兄弟みたいに思っている人たちが、私とケイデンをからかうのが大好きなのは知っている。けれど、いい加減飽きないの? それに、ケイデン自身が私を赤面させるのを楽しんでいるのも、はっきり分かる。

ほどなくしてケイデンの家に着くと、彼の友人が四人、外で待っていた。エズラの車に寄りかかっている。私は眉をつり上げてケイデンを見る。

「手伝ってもらえるか聞いたんだ。嫌じゃないよね?」彼は笑って、私は同じように笑いながら首を振った。

ケイデンが車を止めると、タイラーが降りてきて私のドアを開け、手を差し出した。私はその手を取り、彼に支えられて車から...

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