チャプター 59.

ケイデン視点

愛しいリアを、心の底から誇りに思う。今日、彼女は大きな一歩をいくつも踏み出したのだから。

俺に話しかけてくれただけじゃない。俺の友だちに、それから彼女の護衛たちにまで、自分から言葉を向けるようになった。

それが彼女にとってどれほどのことか、俺にはわかる。胸の奥に巣食う不安や、そこに絡みついた傷を押しのけるには、相当な勇気が要る。

しかも彼女は、学校のコンサートで――全校生徒の前で、保護者や生徒の友人たちの前で――演奏することにも同意した。

俺の友だちも、リアのことを気に入り始めているのがわかる。俺が好きだからという義理でじゃない。彼女の話を知ってからというもの、みんなの...

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