チャプター 60.

レヴィ視点

ケイデンが、シアトルで出会ったという「素晴らしくて、信じられないくらい魅力的な女の子」の話をしてくれたときから、俺は彼女に興味をそそられていた。しかもその子のせいで滞在を五日も延ばしたという。ケイデンは、本当に大切に思っていない相手のためにそんなことをする男じゃない。

出会いの経緯は話してくれたが、彼女の過去についてはほとんど口にしなかった。ただ、彼女を見つけたときのことと――守りたかったこと、いつも無事で幸せでいてほしかったこと。その二つだけは、やけに真っ直ぐだった。

それから、帰らなきゃいけない前にキスを交わしたことも話した。彼女の家族が来るから、驚かせたくなかったのだと...

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