第六十八章

トーマス視点

信じられない。タリアがうっかり重いアレルギー反応を起こしかけたのは、これで二度目だ。

ほどなくして、妻のジョセフィンがシーザーサラダの別の器を持って戻ってきた。

「はい、あなた。ミランダがもう用意してくれてたわ。ミランダがキッチンの冷蔵庫に大きく貼っておいた注意書きを、あの間抜けで怠け者のスタッフが見落としただけ。あなたの夕食もミランダが準備済みだから、あとで問題になることもないはずよ」ジョジーはそう言ってタリアの前にサラダを置き、頭に口づけしてから、私たちの隣に腰を下ろした。

タリアは微笑み、ジョジーに向かって小さく頭を下げた。「もう、あなたの可愛さったらたまらないわ」...

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