チャプター 90.

タリア視点

翌朝、胸の奥にふわりとした幸せが広がっていた。

今日は何があっても落ち込む気がしない、そんな気分。

目を開けると、ケイデンがこめかみにそっと口づけているのを感じた。

「ベイビー、起きないと。学校の準備しなきゃ」彼は優しい声で言った。

わたしが顔を横に向けると、今度は唇にやわらかなキス。

「エライナとエマが来てる。学校の準備を手伝ってくれるって」その柔らかな声に、わたしは笑ってうなずいた。

五人みんなが甘い「おはよう」のキスをくれて、それからわたしが支度できるよう部屋を出ていった。彼ら自身も準備をするために。

「よく眠れた? 可愛い子」エライナはいつもわたしに向ける母...

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