第101章 ひざまずく

安藤美咲は、白石蘭があまりにもつらそうなのを見て、口を開いた。

「柳林様、どうか友人を助けていただけませんか。苗子は本当にきれいで、すごく可愛い子なんです。このまま適合する骨髄が見つからなければ、あと半年しか……」

そこまで言うと、彼女の目元は赤くにじんだ。

柳林隼はティーカップを持ち上げ、一口含む。

「それは君たちの事情だ。俺にはどうにもできない」

拒絶の意志は、はっきりしていた。

白石蘭は立ち上がり、柳林隼に向かって深々と頭を下げる。

「柳林様、お騒がせしました」

それから、魂が抜けたような足取りで玄関へ向かった。安藤美咲もその様子に慌てて立ち上がる。

柳林隼をちらりと...

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