第123章 希望ママが恋に落ちる

勇と光は首を横に振った。

「ママ! おつかれさま」

この子たちは小さいころから、ママがどれだけ大変かを知っていた。自分たちのために、毎日4つも5つも掛け持ちで働いている姿を見てきたからだ。

きれいな服を買うのも我慢して、いい化粧品だって我慢して。

だからこそ、ふたりは必死に勉強した。早く大きくなって、少しでもママの負担を減らしたかった。

安藤美咲は、息子たちの整った小さな顔と、その瞳に宿るまっすぐな確信を見て、ふいに鼻の奥がつんとした。

こんなに聞き分けのいい息子がふたりもいるなら、私は何だってできる。

美咲は近づいて、ふたりを胸に抱きしめた。

「私を、あなたたちのママに選ん...

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