第107章議会選定1

ナリネ

目を開けた。

灯りがいまはやけに眩しく、金と水晶に反射した光が幾重にも跳ね返っていた。わたしは仮面をわずかに直した。楽になるためというより、せめて自分で制しているという錯覚が欲しかっただけだ。震える息を吐く。

周囲では、磁器の皿にフォークが触れ合う音が、礼儀正しく一定の調子で鳴り続けていた。会話は低く、たいていは穏当だ。わたしにはほとんど聞き取れない言語でささやく声もあれば、緊張を紛らわせるような笑い声、あるいは求婚のために育てられた女たちの、慎重すぎる戯れ言めいた口調も混じっている。

わたしは、そのどれでもない。

こんなふうに育てられていない。

こんな場に備えてきてもいな...

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