第123章献身的なアテンダント

ベッドの縁に脚を投げ出し、かすかなうめき声とともに起き上がった。四肢を伸ばし、肩に溜まっていた張りが、満足のいく波となってすうっとほどけていくのを感じる。こらえきれず大きなあくびが漏れ、上品に聞こえさせようとする気も起きなかった。

正直に言って、やわらかなベッドでのぐっすり眠る夜に勝るものなんて、何ひとつない。ほんとうに、何ひとつ。

裸足のまま浴室へ向かう。足裏が温かなラグにふわりと沈んだ。背後でかすかな足音がして、眉をひそめながら少しだけ振り返ると、ミエレルが落ち着いた歩幅でついてきているのが見えた。

どうしてまだついてくるの?

浴室の扉に手をかけ、もう一度肩越しに視線を投げて、顔を...

ログインして続きを読む