第137章何でもいい!

サルギス

夕食のあいだじゅう、俺は彼女から目を離せなかった。

無理やり視線をほかの連中へ滑らせても、彼らの質問に、王冠のために磨き上げてきたあの整った気楽な微笑みで答えていても、頭の中にいるのは彼女だけだった。

鼓動のひとつひとつが、彼女の名を反響させているように思えた。

――ああ、俺が考えていたのは、彼女をあの部屋から連れ出すことだけだった。見張るような視線と、くだらない緊張の渦から。探るような目つきと、偽りの笑い声と、優雅な所作や慎重に選ばれた言葉の裏で進む危険な駆け引きから。

俺はただ、彼女が欲しかった。

腕で包み込み、自分の身体に確かな重みとして彼女を感じたかった。胸に押し...

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