第147話本当のキス

ナリネ

あの宮殿のような寝台で目を覚ました最初の瞬間から、そして彼と視線が絡んだそのときから――嵐と沈黙と、そのあいだのすべてを宿した瞳に射抜かれて以来――私はずっと、あの彫りの深い唇に口づけたら、どんなふうに感じるのだろうと考えていた。

ただ触れただけの、あの一瞬のかすかな接触ではなく、本当に味わうこと。けれど……いま、この瞬間は、恥と渇望の下に埋めてきた言葉にならない問いのすべてに、答えが差し出されるようだった。

彼の口が、私の口をゆっくりと、敬虔なほどの優しさで誘い開く。肺の空気がそっくり奪われた。身体が完全に固まる。唇の動きが、ただそれだけで私を打ちのめした。彼のキスは奪うのでは...

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