第161話挑戦の余地はない

サルギス

大評議会の広間は、石さえ断ち割れそうな濃密な緊張で満ちていた。黒曜石の卓の上座に立ち、十二名の評議員がその向こうに並ぶ。顔に刻まれているのは、期待、懐疑、そして巧妙に覆い隠された侮蔑――その濃淡はさまざまだ。背後で重い扉が閉じ、終止符のような音が高い天井の静けさに響き渡った。

私は座らなかった。

「会議は短く済ませる」王冠の重みと、皮膚の下に潜む獣の気配を声に載せて告げる。「そして決定は覆らない」

彼らは椅子の中で背筋を正した。タヴレクは腕を組む。アヴァリンは興味深げに小さく鼻を鳴らし、顎をわずかに上げた。父であるマルソーは黙したまま。エルラは眼鏡の位置を直し、カロンは卓の縁...

ログインして続きを読む