第165章ザ・ルネット

ナリネ

部屋は再び静まり返っていた。異様なほどに。さっきまで漂っていた笑い声と酒の匂いはすっかり薄れ、代わりに夜のやわらかな静けさが満ちている。女の子たちは片づけを済ませていた。空き瓶は消え、パンくずは拭き取られ、包装紙はいつの間にか置かれていたゴミ箱に押し込まれている。枕でさえ、ほんの数分前まで私の人生に向かって泣き叫び、嗚咽を吸い込んでいたなんて嘘みたいに、ふかふかに整えられていた。

私は裸足のまま床をそろりと渡り、タオルで髪の先を乾かした。熱いシャワーの余韻で肌はまだひりひりと心地よく、胸の鼓動だけが今夜の現実に追いつけていない――私は彼のものだ。本当に、彼の。朝になれば、私は王妃に...

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