第176章トレーニング

ここは空気が重い。踏み出すたび、私は誰かの領分へと、さらに深く沈み込んでいく気がした。自分のどこかが、まだ完全に中へ入る覚悟ができていないと告げている。

ミエレルは大理石の回廊を歩くあいだじゅう、私の気分を持ち上げようとしてくれていた。宮殿の侍女たちはいつも二人組で噂話をするのだとか、銀の盆の陰でひそひそ声を交わすのだとか、東翼の衛兵の一人は彼女が見た中でいちばん姿勢が堅くて、「背中に板でも貼りつけられたみたい」だとか。

言葉自体は軽やかだった。けれど声には震えが混じり、ときおり彼女が腹に手のひらを押し当て、内側でねじれる結び目をならすようにしているのが目に入った。緊張しているのはわかる。...

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