第180話あなたがいなくて寂しかった

ナリネ

到着の喧騒がようやく落ち着き、宮殿の回廊が、務めという務めが静けさの中へ収まっていくあの柔らかな気配に沈んだころ、私はどうしても休めなかった。頭の中はまだ動きつづけ、やるべきことの一覧をなぞり直し、細部を反芻し、責任という見えない結び目をいっそう固く締め上げていた。王たちとそのルナのために用意した寝所が、刺繍入りの枕ひとつに至るまで整っていると確かめた後でさえ、私はなおも気を揉まずにはいられなかった。

各部屋へ軽い茶菓を載せた盆を運ばせた。蜜をからめたアーモンド、露をまとって艶めく果実、窯から出して冷ましたばかりの繊細な菓子。重いものは避け、旅の疲れを少し和らげる程度に――この後の...

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