第181章カオス

私は指先で彼の顎のラインをなぞり、胸の奥がいっぱいに膨らんだ。「いつだって」そう答える。「世界が私たちに背を向けても。あなたの王冠が重すぎるものになっても。私が一緒に支える。いつだって」

その言葉に、彼は目を閉じた。濃いまつげが肌に影を落とす。呼吸が深くなり、腰に回された手がわずかに強くなる。やがて再び目を開けると、瞳の奥の深い斑が、さっきよりも重く沈んで見えた。

「話しておかなきゃならないことがある」彼はため息まじりに言った。

胸がすっと静まり、声色の変化だけで酔いが醒めた。私は少し身を引いて、彼の顔を探る。「なに?」

「近いうちに会議がある。王たちと、それぞれのルナが集まる。君と僕...

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