第186章エリンダル

サルギスはルペルクスの手から端末を奪い取った。落ち着きは身振りというより命令で、拒む余地など最初からなかった。

「陛下、このたびはどのようなご用向きで?」王立文書庫の筆頭学士ジャラメリンの声が響いた。画面に現れた顔は頬がこけ、眠れぬ夜の輪が目の下の皮膚を紫に打っていたが、その奥では何ひとつ見落とさぬ知性が燃えている。好奇心が、薄暗い灯の下で鋼のようにきらめいた――切先の鋭さで。

「アエリナの歴史を洗え」サルギスは言った。「今すぐだ。ソラヘネスが何かを掘り当てた……そちらが保有する文書庫にある肖像画だ」彼の親指が端末を滑る。「スクリーンショットは送った。ソラヘネスが見つけたものは、待てない」...

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