第212章戴冠式

娘たちは、あいにく今日は、かつて私が夢見たようにこの日を私とともに見届けるためにここにはいない。戦は私たちを領域のあちこちへ、まるで種子のように散らし、それぞれの宗派の務めと称号へと根づかせた。彼女たちは指導者となり、司令官となり、自らの民の守護者へと育っていった。いまも胸の奥が疼くけれど、夜が更けきる前には必ず来ると約束してくれた。今朝も早くに話したばかりだ。私はその約束に、命綱のようにすがりついていた。

サルギスは夜明け前に出ていった。ルペルクスに引きずり出されるようにして――二人とも、慣習と伝統に縛られて。玉座の間へは別々に入らねばならないのだという。まるで神々自身が、私たちを恋人とし...

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