第217章サプライズ

窓の外の陽光が揺らめきながら、柔らかな金色へと沈んでいくころには、玉座の間などいっそ夢だったのかもしれない。鎖と裁きの記憶は、もう石の奥へ引いていくところだった。

重たいガウンは何時間も前に脱ぎ捨て、綿のショートパンツと、へそが少しのぞく丈の短いティーシャツに着替えた。儀式用の錦織の重みのあとでは、その柔らかさがありがたく、冷えはじめた夜気が露わな肌を撫でるのも心地よかった。ベッドは、私がよじのぼるとふっと息を吐くように沈み、くしゃくしゃのシーツの真ん中にあぐらをかいて落ち着く。そこにはまだサルギスの匂いが残っていて、私はそれに身を委ねながら、膝の上に端末を引き寄せ、グループ通話を開いた。

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