第42話嵐の中のサンシャイン

サルギス視点

エレベーターからよろめき出て、四階へ――客室フロア、十五の部屋が並ぶ階だ。俺は最も近い一室で手を打った。

背後で扉を叩きつけるように閉め、鍵が折れそうなほど力任せに捻った。胸の奥が灼ける。喉が痛む。目が熱く刺すように沁みた――戦時以来、口にしたことのない類の怒りで。そしてその全部が、あいつのせいだった。

拳が一番近くのランプを捉え、床へ叩き落とした。雷鳴みたいな破裂音が響いたが、それでも足りない。俺は箪笥を掴むと唸り声とともにひっくり返した。香水の瓶や、古い使節たちから贈られた彫り物の置物がタイルの上で粉々に砕け散る。鏡は中央からまっすぐ裂け、ぎざぎざの傷跡みたい...

ログインして続きを読む