第百二十一章

ナナの告白は、あたしの気力をすっかり奪ってしまった。お人好しが過ぎるのかもしれないけど、どれだけ心から属せるコミュニティが欲しくても、また別の檻に自ら飛び込むなんてごめんだった。

だからその夜、あたしは何も考えずに過ごすことにした。

深夜0時ごろ、あたしを焼き殺さんばかりだった発情期の熱がようやく引き始め、浴槽から出てベッドに入ることができた。

翌朝、エドナが食料品を持ってきてくれて、あたしのために料理を作ってから帰る支度を始めた。

「どれだけ感謝してるか、エディには分からないわ。本当にありがとう」あたしは彼女を抱きしめながら言った。

彼女は驚いて飛びのいた。

「うっそ、本気だった...

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