第百二十八章

リード視点

「伏せろ!」

「もう一度!」

「いい加減に伏せろ!」俺は叫んだ。魔女の罠にかかって命を落とさないための訓練を施している兵士に対してだ。

「申し訳ありません、陛下」彼は頭を下げて謝罪し、俺がエネルギーを集中させるために渡したロープを受け取った。

明日には戦闘が控えているというのに、こいつらの半数は、おぼつかない足取りの幼児のようによろめいている始末だ。

数時間の訓練で疲れ果てたか、腹が減って目がかすんでいるのか、そのどちらかだろう。

反対側ではルシアンが部隊での戦闘方法を教えている。俺の仕事は、今まさに腰を折り曲げ、両手で膝を押さえながら荒い息をついているこいつのような...

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