第二百七章

妹がジェット機から降りてきたとき、私たちは二人の小さな女の子みたいに互いへと駆け寄った。心は笑いで満たされていた。

メイトたちに会えなくて寂しかったのは確かだけど、少なくとも彼らが元気にしている様子は見ることができたから。

妹に会うのは半年以上ぶりで、その変わりようには目を見張るものがあった。

「ごきげんよう、女王陛下」大げさにお辞儀をすると、妹はそれを見て私と一緒になってくすくす笑った。

「あら、そちらこそごきげんよう、ニクサンドリアの女王陛下！」

人々が見ている広々とした場所でくすくす笑い合っている私たちは、きっと馬鹿みたいに見えただろう。でも、そんなことはどうでもよかった。

...