第五十八章

すぐに体を隠すべきだ。床かどこかにある忌々しい掛け布団を見つけて、彼らの驚きと飢えに満ちた視線からこの体を隠すべきだ。なのに、なにかが私をその場に釘付けにした。胸を張り、この体の隅々まで見せつけたいという欲求が、私の首を締め付けるように心を捉えて離さなかった。

彼らが恍惚から我に返り、私に駆け寄って、女神たちでさえ想像もつかないようなあらゆる方法でこの体を自分たちのものだと主張してほしかった。

リードの太くて硬くなった指なら、きっと私の乳首を歌わせるだろうし、王様の唇は、この前の時のように私の唇を激しく貪るだろう。

快感のあまり死んでしまうかもしれない。

「でも、私たちは彼らを拒絶する...

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