第14章

周助は洗ったばかりのコップに水を注ぎ、篠の前へ置いた。

椅子を引いて真正面に座り、改まった顔で言う。

「運がいいって言うべきか、ついてないって言うべきか迷うよな。運がいいってんなら、今週これで三回目だぞ、ここ。ついてないってんなら、毎回おまえを追ってる連中を俺らがきっちり捕まえちまう」

「正直、おまえ、もううちの班の縁起物だわ。事情知ってるやつは『ツイてない女』って分かるけど、知らないやつは『同級生のよしみで実績持って来てくれてる』って勘違いするぞ」

篠「…………」

「周助、あたしがあんた嫌いな理由、分かる?」

「なんで?」

「その顔に、その口が見合ってないから」

正義感に満...

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