第7章

石原真奈美の視点

その夜、昼間の優しいあの人はいなかった。彼の代わりにいたのは、まったくの別人。その眼差しは鋭く、全身から有無を言わせぬ空気が漂っていた。彼は私の腕を強く掴むと、耳元に顔を寄せ、唐突にこう言った。「これから何かして嫌だと思ったら、すぐに言ってくれ。いいな?」

私は少し面食らって頷きながらも、彼がどんな悪戯を仕掛けてくるのだろうかと、まだどこかでのんきに考えていた。だが、すぐにそんなことを考える余裕はなくなった。

彼はまず私のシャツを捲り上げて鎖骨にキスをし、それから乱暴に引き剥がすように脱がせて胸を吸い始めた。片方の乳首にしゃぶりつき、舌で激しく嬲りながら、痛みが...

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