第4章
「ああ……ペイジ、おまえ本当にすげえな」
リードの声。
何を聞かされているのか理解するより先に、私はもうスマホを取り出し、録音アプリを立ち上げていた。手が震える。私は扉にさらに身体を寄せた。
音が静まる。衣擦れ。動く気配。
「最高だった」リードが息を乱しながら言った。「おまえはいつも、俺が何を欲しがってるか完璧に分かってる」
「連敗でずっとストレス溜まってたものね」ペイジの声が柔らかくなる。「少しでも楽にしてあげられてよかった」
「助けるって話ならさ」彼の声色が変わった。「もう満足したか? 俺に約束したこと、忘れるなよ。明日の試合はおまえ次第なんだから」
「分かってる、分...
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