第141章

松本絵里は支社の近くで高橋桜を拾うと、J市で最も高く、街全体を俯瞰できる回転レストランへと彼女を連れて行った。

「わあ……すごくロマンチック。私、幸せすぎるよ。絵里、本当にここでおごってくれるの?」

目の前に広がる光景に目を輝かせながら、高橋桜は信じられないといった様子で尋ねた。

松本絵里は微笑みながら答えた。

「もちろん、本当よ。昇進してお給料も上がったんだから、サプライズくらい用意しないとね。いつも私によくしてくれる桜に顔が立たないもの」

「もう……男の人がくれないサプライズを親友がくれるなんて、感動して死んじゃいそう」

高橋桜は興奮気味に言った。

「でも、ここのレストラン...

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