第47章

松本絵里と高橋桜は残業して企画書を完成させ、提携企業の恒信グループに送ったところ、すぐに返事が届いた。

恒信の社長赤坂修司は二人の企画書に大変満足し、秘書を通じて時間を調整し、会社での詳細な打ち合わせを提案してきた。

出社するとすぐに、二人は具体的な状況を佐藤裕也に報告した。

佐藤裕也は二人に急かすように恒信へ行くよう促し、協力事項を決めて、早急に契約を結ぶよう指示した。

恒信の会社にて。

「赤坂社長、こんにちは。私たちは佐藤グループの今回のプロジェクト担当です。私は高橋桜、こちらは松本絵里です。補足資料をご用意しましたので、ご確認ください」と高橋桜が紹介した。

赤坂修司は三十代...

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