第128章 彼ら二人はスキャンダルを起こした

「唯、やっと出社したのね」

田中唯が会社に出社すると、廊下で遥姉が彼女を見つけ、急いで声をかけてきた。

「遥姉、この二日間、特に何もありませんでしたか」と田中唯は尋ねる。

遥姉は言った。「新しいオーナーが就任早々、改革を打ち出してるから、もちろん何かはあるわよ。でも、あたしたちみたいな末端の社員には関係ないこと。それより、おばあ様のこと、もう落ち着いた? みんなでお香典でも持って行ってお見舞いしようって話してたんだけど、村上部長が反対したから、結局お宅には伺えなかったの」

遥姉は残念そうに言った。

彼女は田中唯と仲が良く、心からお見舞いに行きたかったのだ。

しかし、村上部長が反対...

ログインして続きを読む